2019.11.3に川口市民ホールフレンディア(埼玉県川口市)で開催されるレトロゲーム・マイナーゲーム中心同人誌即売会“ゲームレジェンド32”に、当サイトを運営するqbertがサークル参加します。そもそもゲームレジェンドがどんな感じのイベントかは過去開催のリポート記事をご参照ください。
出し物(?)は以下の3つです。
1.新刊同人誌の販売
ご自身で積極的に情報発信しているわけではない、往年の人気テレビゲームの開発関係者へのインタビューをまとめたものを「ビデオゲーム史を巡る冒険」という同人誌でシリーズ展開していくことにしました。第1弾のインタビュイーは、1980年代PC用アドベンチャーゲームの金字塔のひとつ『黄金の墓』の原作・シナリオ・プログラムを手がけたJUN INOUEこと山中潤氏です。
「少年の冒険心を刺激する物語世界はどのような環境下でどのようにして生み出されたのか?」「多くのプレイヤーの記憶に残る“テープ版”と異なるゲーム性・ストーリー展開の“ディスク版”に隠された真実は?」といったレトロゲーマーにとって気になる話題が、PC-6001の現役ファンコミュニティのご厚意で提供された貴重な写真とともに綴られているA5判20ページの本(表紙イラスト/どろみず氏)です。
手元に納品されるのがイベント開催日の前日、会場で販売できる冊数がまあまあ少なめ……と現時点で不安材料がありますが、黄金の墓という単語に反応してしまった方、読み物系ゲーム同人誌が好きな方はぜひチェックしてください!
2.自作ゲームのプレイヤブル展示
qbertが制作中のノベルゲーム『レトロゲームエイリアンズ』の中で遊べるゲーム内ゲーム『王家の棺』を会場でプレイできるようにしておきます。
すでにノベルゲームコレクション、ふりーむ!にてブラウザで遊べるフリーゲームとして公開されていますが、せっかく『黄金の墓』の同人誌を出すのであれば「あのゲームをイメージして作ったのがこれです」という形で紹介するのがスジなのかなと。
もとをたどれば山中氏にお話をうかがったのも、『レトロゲームエイリアンズ』のゲーム内ゲームのひとつを『黄金の墓』オマージュにしようと決めた時に「プレイヤーとしての自身の記憶だけに頼って作ってはいけない」と思ったから。当時のオリジナル制作者がどのような人物でどのようなものを作品にこめて作っていたのかを知ることで作品に“真実味”が宿ると考えたからです。伺った話は当時のゲーム業界史の貴重な証言になることはわかっていたので、それをまとめるのはゲームライターとしての使命……という流れが今回のゲームレジェンド初参加につながっています。
3.音楽CDの委託販売
実際には当時出ていないゲームつながり……ということでLast Parade Records所属のKAZEMASU氏のアルバム「カンフー・ポリス Original Soundtrack」を当ブースで委託販売します。架空のレトロコンシューマゲーム『カンフー・ポリス』のオリジナル音源のサントラ……というコンセプトアルバムでサンソフト製ファミコンゲームの音の響きが好きな人にはたまらないサウンドとなっています! アルバムに関する詳しい情報は以下のインタビュー記事で。
サークルのスペースナンバーは「72b」。場所は会場の一般入場口から見て奥側の壁の真ん中ちょい右あたりになります。イベントの開催期間は11:00~15:30ですが午前中はお目当ての大手サークル新作のために入場を並んで待っていた人々で大変なことになるらしいので(その時間に行ったことがないのであくまでも聞いた限りですが)、ほどよい時間にお越しください!

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