インディーゲームの祭典「BitSummit 7 Spirits」の個人的まとめ【その1・メディア取材編】

イベント

2019.6.1~2に京都市勧業館みやこめっせ(京都府)で開催された BitSummit 7 Spirits。26の国と地域の102作品が出展された “日本最大級のインディーゲームの祭典” で、2日間で約17000人を集客するイベントでした。

会場内のインディーゲームが遊び放題はもとより、業界著名人の講演やミュージシャンのライブなどのステージイベント盛りだくさん、飲食や魅力的なグッズ販売の出店多数、小学生以下は入場料無料、おまけに自治体との連携もバッチリ……とあってマニアだけでなく地元のライトゲーマー層にしっかり届く体裁になっているところが、近年の拡大路線を支えていると思われます。

私(@gtozka)は2015年の第3回開催から同イベントのメディアパートナーであるファミ通の取材記者として参加しています。今年も以下のような記事を担当しました。

紹介できたゲームタイトル数は前回から大幅に減りましたが、興味深い内容のクリエイターインタビューを担当できたのは、個人的に収穫でした。

取材して感じたこと・BitSummitに思うこと

インタビューした2人の海外クリエイターにBitSummitのイベントとしての印象を尋ねたところ「世界で一番いいイベント」と高評価でした。わざわざ来日して会場内で「どう?」と尋ねられたらそう答えるしかないのかもしれませんが、『ネクロバリスタ』のNGOCさんは「PAXに比べたら遥かに……」と明らかにイヤな思い出を蘇らせながら語っていたので、あながち100%お世辞というわけでもなさそうです。

また日本のゲーム・漫画文化の影響が強いインドネシアから来た『COFFEE TALK』のFahmiさんは「日本の素晴らしいインディーゲームを世界に発信するにはこれ以上ない機会」とほぼ日本開発者サイドの視点でイベントの意義を讃えていました。

ふり返れば2~3年前のBitSummitは“海外のすごいインディーショーケースがやってくる”みたいなところもウリにしていた面があり、多様性があって華やかではあるけど結局のところ誰がどっちを向いてやっているイベントなのかが不明瞭に感じる点も見受けられました。同日同施設内で別のインディ―系ゲームイベントが開催されたのも、そうした反応のあらわれのひとつと解釈しています(そのやり方がスマートだったかというとまた別の話ですが)。

前回あたりからイベントとしてのメジャー感を強く推し進めたことで気持ちが離れたユーザー、開発者、パブリッシャーもいると思います。しかしその一方で、日本最大級のインディーゲームの祭典がそっちに舵を取ることで、大小さまざまな枠の視点から新たな可能性が見えてくるのも確か。すでに来年の開催日を発表しているBitSummitに対し国内インディ―ゲーム関係者はどうするか……最良の機会として大いに利用するにしろ、背を向け独自路線を進むにしろ、はっきりとした姿勢を示すことがわりと重要になってきそうです。

【おまけ】イベント前日のブース設営中の風景集

準備中でもスタイリッシュなプレイステーションブース。
会場入場口となりの好位置に陣取ったDangen Entertainmentブース。イベント当日は人の流れを堰き止めるほどの盛況ぶりでした。
観光地のお店屋さんのようだった『ことだま日記』ブース。
「インディ―ゲームでモテるとはこういうことさ」 と教えられた(誰も教えてない)『狼と香辛料VR』ブース。

その2ではメディアが求める“旬な期間内”に間に合わなかったり、他ライターさんとの被りやらでメディアの記事にはできなかったけど取材して良かったタイトルをフォローします!

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