” TECOPARK ” さん開発の、最大8人で遊べる協力型アクションパズルゲーム『PICO PARK』のNintendo Switch版が、2019.6.8よりニンテンドーeショップにて配信が始まります。価格は税込500円です。
内容は、2016年にリリースされたSteam版から大幅にパワーアップ。単にステージ数が増えただけでなく、三本先取のミニゲームバトルを楽しめる“ BATTLE MODE ”、4ステージでのスコアアタック“ ENDLESS MODE ”といった新モードが追加され、まさに完全版といえる充実ぶりです。
ひとりがみんなのために作ったパーティー空間
国内(おもに関東)のインディ―ゲーム関連のイベントに足を運んだことがある人なら一度は見たりプレイした経験があると思われる本作。イベント映えするいかにも陽気なパーティーゲームといった風ではありますが、開発メンバーはTECOPARK代表のTECO氏ただひとり。
しかも個人では非常に難しく大変な、コンシューマゲームのパブリッシング手続きまで完全にひとりでやり遂げた……という究極のぼっち体制のもとで制作された作品です。
2019.6.1~2開催のインディ―ゲームイベントBitSummit 7 Spiritsの会場でTECO氏に会って話し込んだ時に「……ひょっとして(他人に)頼れない人なんですか?」と思わず言ってしまいましたが、私(@gtozka)は彼が並みならぬ精神力とバイタリティを持った青年であることを、5年前から知っていました。
上リンクは私が取材・執筆した、東京ゲームショウ2014内で開催されたステージイベント“センスオブワンダーナイト2014”のリポート記事です。
この時のノミネート作品『PICOLECITTA』(『PICO PARK』の前身タイトル。「覚えにくい」という周囲の意見から現在のタイトル名に変更したとのこと)の最終プレゼンテーションで壇上に上がったTECO氏の、“大勢のプレイヤーがひとつの画面の前に集まって遊ぶ”という少年時代のゲームプレイ環境への憧憬と、それを自分の作品でふたたび実現したいという情熱は、当時インディ―ゲームについて正直まだよくわかっていなかった私の心をも揺さぶりました。
そんなTECO氏が本業やそれ以外の活動と並行して自分にとっての理想のゲームの在り方を追求し続け、こうしてひとつの到達点を迎えたことは、とても素晴らしいことだと思います。
……という背景事情は抜きにしても(笑)、多人数であーでもないこーでもないまたやり直しーなどと言いながら盛り上がれる本作は、Nintendo Switch本体に入れておいて損がないパーティーゲームです。アプリケーション容量も24MBだし。
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