【ゲーム家族】10.フリーライターの確定申告

エッセイ

気がついたら私の担当になっていた夫の確定申告書類作成が今年も終わりました。

年末からチラホラ届き出す各社の支払調書を見て憂鬱になり、年が明けるといよいよかとツライ気持ちになります。

日々しっかりと請求書や領収書をファイルして、毎月帳簿を締めていればそれほど大変なことではないのですが、どちらかと言うとズボラな私たちにはそれはとても難しいこと。

明日出来ることは明日へ回したい。でも、もう回す明日がない……というところで、ようやく申告書の作成に取り掛かります。

やよいと人志と私の長い夜

まずは、自宅のいろいろなところに上手に隠れている領収書を探します。

息子のテストの束の下、最近使っていないバッグの中、何かに埋もれた箱の中にある箱の中からどうにか発掘した9割方グシャっとしている領収書を、日付や内容毎に仕分けます。

最近の領収書は感熱紙が多く、適当に保管していると日付や金額が見えにくくなっていきます。すでに老眼入っている私たちにはなかなかの拷問です。

仕分けが終わったら、いよいよメインイベントである会計ソフトへの入力作業です。

ソフトは「やよいの青色申告 オンライン」を使っています。

伝票入力方法が不親切だったりと細々した不満はありますが、最低限必要な機能は揃っているので値段相応には使えます。

用途別に仕分けた領収書を入力していると、書籍やゲームソフトなどのメイン用途を上回る量の領収書が出てきます。

夫の第二の作業場所・スターバックスコーヒー(以下スタバ)の領収書です。

スタバに1年間で720回通っている夫は、720枚の領収書を持っています。ちなみに1年は365日です。

そばにいる息子が「かあちゃん、キーボード見ないで打ててすごいね!」と褒めてくれ、夫がおずおずとコーヒーを差し出してくれる中、平均200円の領収書720枚分を入力する指には自然と力が入ります。

家族が寝静まった後もAmazon Primeの「人志松本のすべらない話」を延々と流しながら作業を続け、 決算処理と申告書類を作成。あとは朝起きた夫が申告書を印刷して申告会場へ持ち込むだけ……という状態にすることができました。

なんとか今年も無事に提出期限(2019.3.15)までに終わらせ、疲れた体に鞭打って頑張ったかいがあったなと思っていたのですが、後日申告会場へ行った夫のツイートのウキウキ具合がこちらのテンションとあまりに違い、若干憎らしくなりました。

来年こそは事前準備をしっかりとして、余裕のある確定申告にしたいと思います。

落ち着きがないフリーランスならではの(面倒な)経費計上

ここからは追記です。

数年前に税務署から調査員が我が家にやってきました。

とてもしっかりした方で「掲示板に“税務署員だけど質問ある?”ってスレ立てたりするんですか?」なんていう夫の質問も笑って流してくれました。

その際に指摘を受けたのは2点。現在は以下の基準にしたがって帳簿をつけています。

1.自宅賃貸料と光熱費の按分

自宅は賃貸物件のため、毎月賃貸料を支払っています。

夫は自宅内で作業しているため、賃貸料も経費として計上しています。

ただし、賃貸料全額を経費計上できる訳ではなく、生活するための居住スペースに当たる部分は経費にはなりません。

経費として認められるのは、作業部屋、居間のゲームプレイとPC作業スペース、ゲーム機器や過去の原稿・資料を保管する部分など。

作業スペースの面積が住宅全体面積の何割に当たるかを計算し、賃貸料に当てはめて経費計上分を算出します

光熱費も賃貸料と同じ考え方で、1日の自宅作業時間を基に何割を経費計上するか決めます。

夫以外の家族がいない時間、または寝ている時間以外……としたくなりますが、スタバの件もあるし、そんなことは通用しません。あくまでも常識範囲内の割合を計上しています。

2.外出時の作業費の可否

調査員から「自宅に作業スペースがあるのになんでそんなに外に行くの? 」とごもっともな意見をいただきました。

本当に何故でしょう?

夫いわく「移動を含めた環境変化が結果的に作業効率の向上につながる」とのことですが、私にはよくわかりません。

レンタルスペース代や喫茶店での飲み物代は作業費として経費計上を認められましたが、ファミレスなど品目に食事が含まれているものは「これは食事ですね」との指摘を受けました。

実際には「食事しながら作業をする時も少なからずある」とのこと。それが行儀の良いことかどうかはひとまず別にして、食べ物の有無は 「お店を利用する主目的は何か?」 と判断する際の重要な基準になるようです。なので、甘いものをガッツリ食べていたり、複数人で利用しているなど、作業としての利用と認められないものはすべて除いて計上しています(夫主導の打ち合わせでかかった飲食代は“会議費”として別途計上しました)。


税務調査はしょっちゅう受けたいものではないですが、一度みっちり帳簿を見てもらったおかげでスムーズに経理ができているのもたしか。事前の詳しい説明もなく訪問され「いったい何を言われるんだろう……」と夫婦で青ざめていた経験も無駄ではなかったということです。

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