画素大きめなビジュアル世界の歩き方を“住人”に尋ねてみました
ドット絵好きのクリエイターが一堂に会して、自身の作品を展示・販売するイベント「Pixel Art Park(以下、PAP)」。
2015.3に7組のグループ展といった体で始まった同イベントは、回数を重ねるごとに規模が拡大。2018.12.9に開催予定の「PAP5」は、ゲーム・アプリ、ボードゲーム、イラスト、ハンドメイド作品、ボクセルアートや(ドット絵によく合う)チップチューンなどあらゆる分野の77組が参加するという、ほとんどもうフェスティバルです。

会場は第2回(2015.10)以降の定番となっている3331 Arts Chiyoda。
ゼロ年代に閉校した中学校の校舎を改修した、秋葉原エリアの文化芸術施設で、今回は大広間的な元・体育館を含め3つのフロアで行われるとのことです。

前回「PAP4」の様子(画像提供:achaboxさん)
レトロゲームやインディーゲームとの親和性が高いのは間違いないけど、本来の魅力はそれだけに留まらないPAP。
そのあたりをゲーオタおっさんライター視点で紹介するのには限界があるので、過去開催に参加歴があり、今回も出展するクリエイターさん4組に、PAPについてコメントをいただきました!
イベントに興味がある方は、参加の参考にしてみてくださいね。
achaboxさん
ドット絵/ドローイングのイラストからミュージックビデオ制作まで手がける、マルチな才能を持つクリエイター。数多くのインディーゲームのアートワークにも携わっています。
PAP5では体育課ブースC-7にて、所属する制作チーム“Ske6”が開発中の育成ゲーム『ことだまっち』の展示やキャラクターグッズ販売を行うそうです。

■achaboxさんのコメント
去年はじめて出展させて頂きましたが、とにかく人が多くでびっくりしました。
PAPはドット絵作家さんの個性も多種多様です。ドット絵好きの方はもちろん絶対楽しめると思いますし、ドット絵をあまり興味のない方でも好きなものを見つけられる素敵なイベントです。
日本では他にないドット絵作品やグッズが一番多く集まるイベントなんじゃないかと思います。いちお客さんとしても周りたいです!
HZ3 Softwareさん
ドット絵で描かれた摩訶不思議な世界を旅するiOS/Android用アドベンチャーゲーム『Strange Telephone』などでおなじみの、気鋭のインディーゲームデザイナー。
PAP5では暗闇ブースB-6にて、開発中の新作『ParasiteSeed』の体験版展示や、自作品のキャラクターグッズが販売されるとのこと。

■yutaさん(HZ3 Software)のコメント
PAPはドット絵の祭典ということもあり、ドット絵好きにとって、とても居心地の良い暖かい空間です。
ゲーム開発者目線で他のゲームイベントと比べると、ゲームデザインや技術的な話をする方よりアート的な側面でゲームを評価していただける方が多い印象です。
ゲームプレイを目的としている方や、ドット絵のグッズ購入を目的としている方、そして若年層の方が多く、普段のゲームイベントではお話できない方などとたくさん交流できるところが素敵だと思います。
今年も国内外問わず様々なアーティストが集結する為、昨年よりさらにパワーアップしたイベントになるに違いありません。
NAKAJIMAさん
モノトーンのピクセルアートが特徴的なiOS/Android用アドベンチャーゲーム『From_.(フロム)』のクリエイター。
PAP5では暗闇ブースB-2にて出展。お隣(B-1)のhako生活さんとのコラボレーションで、ハンドメイドのドット絵電飾インテリアを販売するとのことです。

■NAKAJIMAさんのコメント
PAPは、ピクセルアート作品やゲームや音楽などジャンルを問わず楽しめるピクセルアート好きにはたまらないイベントです!
自分のお気に入りが見つかったり、新しい発見があったりととても素晴らしい場所だと感じました。
PicoPico Cafeさん
世界中レトロスタイルの仮想コンソール『PICO-8』などを手がける独立系ゲームスタジオLexaloffle社の拠点。
PAP5では体育館ブースC-17にて、同社開発のボをクセルアートゲーム『Voxatron』をホログラフディスプレイで展示するほか、遊べる&作れるゲーム体験コーナーを展開するとのことです。

■PicoPico Cafeさんのコメント
PAPはゲームのイベントじゃなく、アートのお祭りだ、というのが他のゲーム系イベントとの違いで素敵なポイントだと思っています。
ドット絵とチップチューンをアート表現の一つとして「ゲーム」の枠を外すことで皆んなで楽しもうというお祭りです。
ですのでゲーム系イベントとはまた違うお客さんやブースさんや可能性に出会えるのだと思います。
一ブースとして参加できてとっても光栄ですし、今回もスゴく楽しみです。
(c) 2018 Pixel Art Park
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