『まっしろの城』の懐かしく手触り良いゲーム世界はもっと早く体験しておけば良かった

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2017年8月よりノベルゲームコレクションで公開されているフリーゲーム『まっしろの城』。

絵柄が独特だなぁー、アート寄りだと気後れするなぁーなどと思い、気になっていながらもなかなか手をつけられずにいたのですが、いざやってみたらこれが、ゲームとしてしっかり面白かったんです!


ゲームタイプはポイント&クリック形式のアドベンチャーゲーム(ノベルゲーム作成ツール“ティラノスクリプト”または“ティラノビルダー”で容易にシステム実装できます)。自分の居城に迷いこんだ、厄介な匂いのする住人たちの訴えを聞き届けて、城の平穏を取り戻す……という物語が展開します。

タイトル画面で威圧感を感じていた絵柄は、魔訶不思議なゲーム世界の“ライブ感”とともに触れることで、気にならないどころか「カワイイ! 最高!」となりました。

単に絵がかもし出すムードだけで場面を持たせようとするのではなく、画面レスポンスの小気味よさに気を遣い、BGMやアニメーション効果をワンポイントかつ効果的に用いている点は、制作者さんの、媒体にマッチしたストーリーテリングを選択できるスタンスあってこそだと思いました(サイトで攻略情報を公開していることも、その一環のように思えます)。


ストーリーはコンパクトにまとまっているので、30分ほどおとぎ話的世界に迷い込んでみたいな、という時に最適です。複数用意されていて、なかなかブラックなムービーが再生されるバッドエンドを回収するのも、楽しみのひとつになるでしょう。

ちなみに本作は、『まっしろ』シリーズ(?)の第3作目。世界観もつながっているようなので、気に入った方は続けてプレイしてみてはいかがでしょうか。

■『まっしろの城』のプレイ&ダウンロードサイトはこちら

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