ゲーム制作ツールでゲームではなくTシャツを作る

Pocket

PICO-8との出会い、そして、脱線

先日、「PICO-8」の初心者向けワークショップに参加しました。

PICO-8は、「ファンタジーコンソール(あったらいいなこんなハード)」というコンセプトで開発された、有料のゲーム制作ツール(1500円くらい)。グラフィックやサウンドの表現力、プログラムの最大容量などが、30年以上前のPC並みかそれ以下に制限されている一方で、シンプルかつ高機能・高速処理のスクリプト言語(LUA言語)を採用し、作品共有プラットフォームとしての性質も備えているという、何ていうか、一部の層に強烈にアピールする仕様の開発環境です。

PICO-8に惚れ込んだ個人ゲーム開発者・三原亮介氏の指導によるワークショップ自体はとてもわかりやすく、コード記述型のプログラミング言語によるゲーム開発に恐れをなしている私も、「コレならひょっとしたらできるんじゃないか」という気になるほどでした。PICO-8そのものおよび当ワークショップについては、また改めて書きます(独学した上での挫折報告かもしれませんが)。





今回のワークショップで初めて、PICO-8標準搭載のスプライトエディタ(グラフィックツール)を使ったのですが、これが思った以上に、具合のいいものでした。

2016-07-21 09_49_08-pico-8

8*8~64*64ピクセルのドット絵を必要最低限の機能で気軽に作れるのですが、使用できる固定16色のチョイスが絶妙で(おっさんゲーマー的に)、ついつい落書きがはかどります。

16*16ピクセルでもけっこう表現できるもんだな……といろいろ作るうちに、よほど気に入ったのか、その絵を自分で身につけたいと思うようになりました。「ある程度制約があった方がクリエイティビティが刺激される」というPICO-8開発者のポリシーを、ちょっとズレて実感した形となりました。

ドット絵ギャラリー、始めました

手っ取り早くグッズ化する手段として利用したのが、「SUZURI」という、オリジナルグッズの作成・販売サイトです。

ユーザー登録して絵素材をアップロードすれば、それらがいいカンジに配置された既定のグッズ──Tシャツ、マグカップ、トートバッグなどが即、販売・購入可能になります。そんな馬鹿なと思っていたのですが、本当にそうでした

できたのが、以下のグッズたちです。

▲「ゲーム制作の協力者を募集するにはポスターが必要だ!」と思って作ったら、この出来ばえに満足してしまいました。見える人には、自分に向けられている人差し指が、ボクセルグラフィック調で見えるはずです。

▲カリスマ性たっぷりにプレゼンテーションする男性です。カリスマ性たっぷりにプレゼンテーションしたい時に着用すると、聴衆がビジュアル・イメージに引きずられていくのでは……と思い、打ちました。

▲PICO-8の作者・Joseph White氏をイメージした男性の顔です。前述のワークショップで、彼が参加者一同に向けてかけた言葉が素敵だったので、日本語訳を意訳した英文にしました。

PICO-8で作成したドット絵はサイズが小さく、入稿用データにするには、画像編集ソフトでそれなりに加工する必要があるのですが、たとえばスマートフォン用アプリ経由だったら、カメラロールに保存された画像をチョチョイのチョイでグッズ化できます。対外的な需要があるかどうかはともかく、自分にゆかりのある画像がプリントされたグッズがズラリと並ぶオンラインショップを眺めているだけでも、楽しめるのではないでしょうか。

若干割高だったり、商品受け取り日時の指定ができなかったりと、購入する際は少々不便を感じますが、気まぐれに作ったドット絵のギャラリーとしては、なかなか魅力的です。

今後PICO-8をいじっている最中、挫けそうになるごとに「新作」ができるはずなので、気に入ったのがあったら、いいね的なボタンを押すか、買ってください!(直球)

ギャラリー花菱 ( qix ) のオリジナルアイテム ∞ SUZURI(スズリ)

▲画像をクリックするとSUZURIサイト内の一覧ページに移動します。

Pocket