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MSX世代ライターは、ゲーム自作熱を鎮められなかった

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イベント取材で、己の本分を逸脱


2015年9月17~20日に行われた東京ゲームショウ2015、メディア記者として、イベントやブースの取材をしました。

同19日にゲームショウ会場付近のレストランで行われた、インディーゲーム開発者向けパーティーIndie Stream Fes 2015の取材も、その一環です。

当イベントのレポート記事の担当は、初回の2013年から数えて3回目でしたが、今年はこれまでと違うことがありました。

それは、メディア関係者として潜りこんだのではなく、「クリエイター」として、正規の参加費を払って参加したことです。

 

このパーティーには、前回(Indie Stream Fes 2014)から、インディーゲーム開発者が自身の作品について自由に告知・発表できる「ライトニングトーク」の時間が設けられています。

そこで、現在制作中の自作ゲームのことを発表しようと思い立ち、立場も顧みず応募した……という次第です。

当日は大きなトラブルもなく、たくさんの人前でのスピーチという不慣れなミッションを無事やり遂げることができました。

Indie Stream Fes運営スタッフの皆様には、この場を借りて、改めて御礼申し上げます!
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ゲーム制作の苦い過去との対峙


インディーゲームおよびそのムーヴメントを紹介する側の人間、それも、未来に残された時間もたいしてないおっさんが、なぜしゃしゃり出てしまったのか?

「自分で作らないとダメ」と思ったからです。

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取材を始めた当初(東京ゲームショウ2013〜)は、営利を最優先するメーカーが追求しない、または追求をやめた方向性のゲームの牙城として刺激的だった、インディーゲーム・シーン。

数々のイベントに足を運び、開発者のお話を直接伺う機会が増えるほど、”インディーゲーム”とひとくくりにされる界隈の地図が見え、ひとつひとつの作品へのリスペクトが高まっていったのですが、同時に、得体の知れないモヤモヤが募っていくのも感じていました。

そのモヤモヤの正体が、インタビュー中、どの開発者も当然のように口にする

「自分が作りたいゲームを作る」

という言葉にあったと認めるには、ある程度の勇気が要りました。

 

1980年代、BASIC言語でゲームを作っていたけれど、アクション系ゲームの敵アルゴリズムが作れなくて、プログラミングを断念したこと

上京したての頃、コンストラクションツール上で行っていたRPGの制作を、雑誌編集アルバイトの忙しさにかまけて中断したこと

知り合いのつてで、ガラケー用ゲームの制作に何本か参加した結果、シナリオライター一本でやっていくのは無理だと思い知ったこと

「簡単にゲームを作れる」が謳い文句のHTML5+Javascriptライブラリを勉強しようとしたら、何が何だかさっぱり理解できなかったこと

──などなど。

 

その時どきであれこれ理由をつけて、作りたいゲームを作れなかった過去に、まじまじと向かい合い、現在のゲーム開発環境、自身の各種リソースを再検証した結果、ずっと望んでいたテレビゲームとの関わり方が可能だと気づけたのは、幸せなことでした。

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自分が作りたいゲーム作りに、真摯に


以上をふまえ、当サイトでは、Indie Stream Fes 2015ライトニングトークで発表した自作ゲーム『ゲームシティ戸田公園』の情報とともに、インディーゲーム界隈の情報(なるべく一次)を投稿していきます。

何となくのムードで、開発の規模や思惑が異なるタイトルを“インディーゲーム”とひとくくりに扱うのは横暴ではありますが、「自分が作りたいゲームを作る」にピントが合わせられるのであれば、それはそれでいいのかなと、開き直ろうかなと。

ライターとして遅筆な上、すでにこの記事に、仕事原稿と同じかそれ以上の手間がかかっていることから、続けていけるの? という疑念を抱えつつ、うまい具合に転がることを期待しつつ、よろしくお願いします。

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2 Responses

  1. 田村耕一郎
    |

    木造校舎の田村です。
    今年のISFには、都合がつかず参加出来なかったため、失礼ながら、今まで知りませんでした。
    熱いですね!ちょっとホロっときちゃいました。僕も負けずに頑張ります!

  2. gtozka
    |

    > 田村さま
    勿体ないお言葉、ありがとうございます!

    今にしてみれば、2年前の東京ロケテゲームショウ取材後、
    個人の興味で田村さんにお話を伺いに行った時から、
    ライターからの逸脱が始まったように思います。

    当時は、伺ったお話をどう消化し、昇華すればよいか
    わからないまま行動していましたが(すみません…)、
    やっと「こうすればいいのかな」という筋道が見えてきました。

    ホラー版『木造校舎を歩く』のリリースを楽しみに待ちつつ、
    今後ともよろしくお願いします!

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